長いようで短い一年でした。
去年の2月に説明会に参加した時は、行きたい気持ちはあるものの 今の健康状態で1年間も通うことが出来るのだろうか・・・と かなり自問自答を繰り返し考えあぐねておりました。 家族や親族が反対する中、夫が言った一言 「自分が行きたいと思うなら行きなさい。」 たとえ途中でリタイヤせざる状況になっても そして資格が取れなくても 後で「あの時行っておけばよかった」と後悔するよりは行くべきなのだと そう考えて申し込みに踏み切りました。 あの時、夫が背中を押してくれたおかげで私は一歩を踏み出しました。 いざ始まってみると覚えることが山ほどあり 学生時代もっと地理と歴史を勉強しておけばよかったと後悔する毎日 テイスティング授業では味の区別がつかず四苦八苦! ただでさえ後遺症で長時間下を向いての作業が困難であり また日によって味覚が変化してしまう私には 普通の人の何倍もの努力をせねばならず やっぱりまだ(参加するには)早かったのでは? と日々、自分自身との戦いでした。 思えば3年前、銀座にある【リプトン・ブルックボンドハウス】の レギュラーコースを受講する時はまだ杖を突いていて 有楽町駅からお教室場所まで20分掛けて歩いていた(通常徒歩約3分) のに高望みしすぎたのかもしれないと半分諦めモード (-_-;) 後半の実技に入ってからはセリフ覚えに格闘! 毎日「皆様こんにちは。私は日本紅茶協会認定ティーインストラクターの クッキーママでございます」と声を出しながらクッキーと散歩 近所の方がみたら頭がおかしくなったと思われても仕方ない状況・・・ 自宅のテーブルとイベント用のテーブルの幅が違うため 夫がテーブルの上に180cmx90cmのベニア板を乗せ 実技試験と同じ動作が出来るように工夫してくれました。 最後は入院してしまいましたが やや強引に外出許可をもらい気力で試験に臨みました。 そんな私でも学んでいくうちに少しずつ改善 後遺症も少なくなってきたのは紅茶の効用の おかげでしょうか? おかげさまで無事【日本紅茶協会認定ティーインストラクター】の資格を取得しました。 最後になりましたが こんなにも覚えの悪い私を見捨てることなく 最後まで指導してくださった先生方 サポートしてくださった事務スタッフの方々 そして共通の趣味と同じ志をもつ仲間に出会えて 苦しい中でも楽しい1年でありました。 支えてくれた家族、親族、友人達 更に外出許可をくれた丸の内病院の担当医師さん そして何より家事がおろそかになっても文句を言わず応援してくれた夫と 外出が多くなり、お留守番とお散歩をガマンしてくれたクッキー すべての皆さんに感謝します。 本当にありがとうございました。m(_ _)m
by milk2886
| 2012-03-09 23:11
| 紅茶
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